このマンガは去年藤井聡太七段フィーバーとなっていた時に、ダヴィンチニュースで試し読みしたのがきっかけで興味を持ちました。
将棋自体は前々から興味があったことはあったのですが、チェスがものすごく弱い(昔Macにデフォで入っていたチェスはレベルを最弱にしないと勝てない程)私がもっと複雑な将棋などできる訳がなく、アプリをちょっとやってみただけで放置していました。
でも将棋って観る楽しみもあるんだなって気づかせてくれたのがこの作品。
基本的には主人公峠なゆたが活躍しているお話なのですが、たまに出てくる新入り将棋ファンの女子高生、七窪奏珠がいなければ私はこの作品にここまでハマらなかったと思います。
奏珠はたまたまネットでなゆたの対局を観て将棋に興味を持つのですが、将棋を指すことより対局中のご飯をよくチェックする子です。本人も最初はそれで将棋ファンを名乗っていいのかと思うのですがなゆたに励まされて将棋同好会に入るのです。
ついでに私も励まされました(笑)
しかし奏珠は初心者と言いながらも「桂馬を跳ねてみたい」とか「盤上没我の姿がカッコよくて」とか専門用語をちょいちょい使うのでそこはもっと初心者らしくして欲しかったかも。
そして本筋の話も対局の中身どうこうは全然分からないのですが、対戦相手にいろいろな棋士が出てきてその個性が面白いのです。実際の棋士もこんな感じでいろんな人がいるんだろうなーって思わせてくれました。
なゆたは勿論のこと宝山くんも面白いし、読む人によっては好き嫌いが別れるかもしれない大河さんも個人的には好き。一番面白い人やなって思ってるのが久米島さん。アルフォート推しやし(笑)
今ちょっと現実の棋士から推しを探しているのですが、マンガに負けず劣らず個性的で面白いですね。
ちょっとだけ大阪弁の言い回しに違和感があるのですが(厳しい)対局の内容と食事がうまく絡み合ったお話です。おすすめ!
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